アカデミズムは学問研究や
芸術活動において伝統的秩序や権威を尊重し、研究や創作活動の純粋性、正統性を保持しようとする精神的傾向あるいは行動様式を包括的に意味する。
アカデミズムの長所は、伝統的秩序や権威の尊重が一定の知的、芸術的系統性をつくりだし、系統的生産性を向上させることができ、また純粋性の追求という理念から現実の政治経済的圧力と妥協しない批判的精神態度をもつ点にある。
しかし、この長所はそのまま短所となる危険性をもつ。過度な純粋性と正統性の意識がやがて排他的な流派を形成し、かつ現実生活を超越する傾向をもつに至る。
この排他性と超越性は知的、芸術的創造性を枯渇させ、形式化、保守化し、伝統至上主義となる。
ジャーナリズムの側から反感と揶揄(やゆ)を込めて指摘されるのはおもにその点である。
元来、アカデミズムということばは、紀元前385年ごろプラトンが創設した私塾アカデメイアAkadmeiaに由来する。プラトンはギリシアのアテネ郊外にアカデメイアを創設し、そこで学ぶ者たちとの禁欲的修業を通して、学問と魂の純粋性を追求した。
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